とうとつですが、毛玉が大っ嫌いです。
毛玉のあるニットを来ている日は、毛玉の一つ一つからみすぼらしい空気が放たれているような気がして、落ち着きません…
ふわふわもこもこのざっくりニットも大好きなのですが、毛玉ができるのでは…と思うと、手に取るのを躊躇してしまいます。
そこで、数年前から冬のニットは「毛玉ができやすいかどうか…」が、私のニット選びの一番の基準になりました。

畔編みなら毛玉はできにくいけど…

毛玉ができにくいニットといえば畔編み!ということで、畔編みのニットばかり手に取っていたのですが、首がだれてしまったり、毛玉はできずとも重たくて疲れてしまったり、ナチュラルな風合いでなかったり…なかなか自分が納得できるニットに出会えずにいました。

しかし、数年前、ついに理想のニットにであうことができたんです…!!
それがBATONER(バトナー)です。

理想のニット「BATONER SIGNATURE モデル」

ニットの産地として知られる山形県の奥山メリヤスより生まれたニットブランドBATONER。
奥山メリヤスは、以前より畦編みを得意としており、研究を重ね、技術を培ってきました。
中でもSIGNATURE(シグネチャ)モデルがとってもとってもと---っても優秀なのです。
このモデルのために開発されたSOLID WOOLという糸を使用し、毛玉になりにくく、高い強度を保ちながら、美しい編地を生み出しています。

私が最初に手に取ったのは、シグネチャ タートルネックニット(ブラック)。
リブの太さが上品にもカジュアルにもどちらも受け入れてくれそうなピッチと、糸の太さ。そして、チクチク感のない柔らかい風合い。
デコルテの位置からタートルが立ち上がり、短い首でもきれいに見えます。
ユニセックスのため、身幅もゆったりとしていい感じ…。
なによりリブの編地から「毛玉つくらせません!」という強い意思を感じました。

袖を通すのが楽しみなニット。

それから通勤服の1番バッターくらいの頻度で、3年ほど着用していますがいまだに毛玉取りをしたことがありません!
おなか周りに少し毛羽立ちはありますが、目立った毛玉はなく、タートルの起立具合もそのままに、色あせありません。
こんなニット初めて…?と惚れこんでしまいました。
毎シーズンこのニットに袖を通すのが楽しみですし、着るたびに買ってよかったな…と思える優秀なニット。

それからというもの、毎シーズンBATONERは必ずチェックするブランドになり、
今年は白のタートルを購入予定でしたが、2色の糸をミックスしたタートルネックに一目ぼれしてしまいました…。
首元のラインがかわいい…。
毎年、同じ製法で違ったデザインが見られるところも魅力です。

もし、今のシグネチャ ニットがダメになったとしても、また同じものを手に取りたい…。
そう思える素晴らしいニットです。