わたしたちの
名品図鑑

aranciato's Masterpiece Book

#12 | 2024.4.5 UPDATE

洋服や靴、鞄など数多くのファッションアイテムの中には流行に左右されず、多くの人からずっと愛されてきた“名品”がたくさん存在します。アランチェートのアイテムの中からそんな名品をピックアップしてご紹介いたします。第12弾はFRED PERRYのポロシャツです。

＜フレッドペリー＞のポロシャツ

月桂樹マークにライン入りのポロシャツ。誰もが知るブランド、フレッドペリーを代表するアイテムが今回ご紹介する「フレッドペリーシャツ」です。

FRED PERRYは1952年にイギリスロンドンでテニスプレイヤーのフレデリック・ジョン・ペリーによって設立されました。それからほどなくして、最初のポロシャツが発売。これがブランドを代表する「フレッドペリーシャツ」の始まりとされています。

アイコンの月桂樹のワンポイントはウィンブルドン選手権の勝者に贈られるリースがモチーフになっています。初期は白一色で、まだラインはなく、左胸にローレルリースが付いたのみのシンプルなデザインでした。

その後白いポロシャツの発表から10年以上を経て、もうひとつのアイコンとなっている「ディップライン」のデザインが発売されました。より幅広いバリエーションになることでイギリスの若者にとって重要なファッションアイテムになりました。

フレッドペリーシャツはシルエットも大きな特徴のひとつ。1950年当時のポロシャツはゆるいシルエットのものが主流でした。そこに体にフィットしたフィッティングの「フレッドペリーシャツ」が登場し、人気が高まりました。現在でもそのスタイリッシュなシルエットは受け継がれています。

1960年代のモッズ、1970年代後半のスキンズといったユースカルチャーファッションの中心にいたのがフレッドペリー。1990年代のオアシスやブラー、ポールウェラーといったミュージシャンが着用していた姿が記憶にある方も多いのではないでしょうか。

きっちり一番上までボタンを留めたメンズライクなスタイルに、花柄を覗かせて。

スカートとも相性が良く、ボトムスにインすると女性らしい印象が高まります。