わたしたちの
名品図鑑

aranciato's Masterpiece Book

#11 | 2023.7.28 UPDATE

洋服や靴、鞄など数多くのファッションアイテムの中には流行に左右されず、多くの人からずっと愛されてきた“名品”がたくさん存在します。 アランチェートのアイテムの中からそんな名品をピックアップしてご紹介いたします。第11弾はclarksのワラビーです。

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<クラークス>のワラビー

BIRTH
1968
COUNTRY
UNITED KINGDOM
BRAND
CLARKS

一目見たら忘れられない愛らしいフォルムが印象的な”ワラビー”。90年代ファッションのリバイバルを背景に近年、再び注目を浴びている一足です。

CLARKSのワラビー

クラークス社は1825年、イングランドの田舎町『ストリート』に住んでいたサイラスとジェームスの兄弟が、小さなスリッパの製造会社 を設立したところから始まりました。

その後、靴専用のミシンやソールカットマシンなど、他社に先駆けて数々の技術を開発し、シューズメーカーとしての地位を確立していきます。 1950年には今なお世界のカジュアルシューズの原点となっている同社を代表するモデル「デザートブーツ」が発売されました。 そしてデザートブーツの発売から18年後の1968年、同じくクラークスのアイコンともいえる「ワラビー」が誕生しました。

CLARKSのワラビー

ワラビーは軽登山用のブーツをタウンユース用に落とし込んだチロリアンタイプ。カンガルー科に属するワラビーから命名されているとおり、子供をお腹の袋に入れて大事に育てるように足を優しく包み込むような一足です。デザインはとてもシンプルで、1枚革が足を左右からすっぽりと包みこみ保護します。足入れもとてもスムーズ。

CLARKSのワラビー
CLARKSのワラビー

デザインはローカットとブーツタイプの2種類。

CLARKSのワラビー

アッパーのスエードは1895年に創業し英国を代表するタンナー、チャールズ・F・ステッド社のもの。約70年前から同じスエードを使用しています。

CLARKSのワラビー

クラークスといえば前述のスエード素材、そしてクレープソールですね。森林管理協議会(FSC)から認定を受けた天然ゴムを使用。合成ゴムよりも柔らかく、 弾力性に優れふわっとした優しい履き心地は唯一無二です。天然素材の為、自然で再生可能なサスティナブルな点も近年注目されています。

CLARKSのワラビー

色落ちしたワイドデニムとベージュのスエードは相性抜群。黒を差し込むと全体が引き締まります。

トップス ¥12,100 / DAIWA PIER39、パンツ ¥20,900 / SHINZONE、 アウター / ENGINEERED GARMENTS、パンツ /RHODOLIRION ※近日発売

CLARKSのワラビー

チェックシャツ+ワラビーの王道90sコーデ。ボーイズライクなコーデですが足元のボリューム感がかわいらしさを演出してくれます。

トップス ¥20,900 / DAIWA PIER39、パンツ ¥20,900 / SHINZONE