バルカナイズ製法とは?
スニーカー好きの方なら一度は耳にしたことがある「バルカナイズ製法」。180年前に発明された製法で現在では国内でも極わずかな工場でしか生産することができません。
スニーカーの本体とソールの間にまだ固まっていないゴムを接着。その後焼き物を焼くように、加硫缶と呼ばれる”窯”に入れ100度以上の釜の中で約1時間、熱と圧力を加え隙間なく圧着します。異なる二つの素材を強力に接着し一体化することでソールがしなやかで柔らかく、丈夫で壊れにくい、美しいシルエットが保てるという特徴があります。手仕事の工程が多く、熟練の技術が必要とされる製法です。
"LOAFY ローフィー"
「ローフィー」は22AWシーズンより登場した新しいモデル。シュータンの上に、サドルが装飾された、名前の通りローファータイプのデザインです。大きな特徴はアッパーにパイピングが施されたモカシン仕様(甲部分がU字に縫製されていること)。トラッドなスタイルに欠かせないローファーですが、弱点はやはり足が疲れやすい所。「ローフィー」はトゥに厚みを持たせていることで心地よいフィットでデイリー使いにぴったり。
つま先にぽってりと適度なボリュームがあり、ワイドパンツやスカートにも合わせやすい形。キャンバスの柔らかい表情も魅力的。
"LITE PRIM ライトプリム"
「ライトプリム」は一枚もののアッパーに履口のパイピングを靴紐にしたシンプルなキャンバスシューズ。上品で柔らかなフォルムにバレエシューズのような蝶結びがアクセントになっています。ヨーロッパブランドでレザーの物は見かけますがキャンバス素材は新鮮。
「ローフィー」と違ってワイズを全体的に細身に仕上げ、繊細で女性らしい雰囲気に。靴紐をキュッと結ぶだけのデザインで着脱も楽ちん。ボーダーなど柄のソックスで印象に変化をつけるのも楽しいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。デザイン、素材、製法。どれもずっと前から存在している物なのに組み合わせると、とても新鮮な一足に。これから春に向けてぜひ足を通していただきたい一足です。